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三分小説#01|埋もれた情熱

鳴り響くスマホのアラームで目を覚ます。 今日は水曜日。 ああ、今週はまだあと3日も仕事に行かければならない。 仕事がそんなに嫌いかと言われると、もちろん好きではないが取り立てて嫌いというほどでもない。そもそもあと3日乗り越えてやっとのこと休日を迎えたとて、家族もいなければこれと言った趣味もない私にとって、土日はただの仕事がない日に過ぎない。 はたまた幼少期の私なら、画面越しのファンタジーの世界で大 […]
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ビー玉入り瓶

ラムネの瓶のビー玉は炭酸を抜けにくくするためのものですけど、よく考えたらそれって完全にペットボトルの下位互換です。 それでも真夏の暑い日にクーラーボックスいっぱいの氷水で冷やされたラムネが売られてたら、ついつい買ってしまいます。隣に売ってるペットボトルのサイダーの方が、キャップがついてて炭酸も抜けないし、同じ値段でたくさん喉を潤せるのにです。 ガラスの質感 […]
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ウイルスライツ

すべてのウイルスに希望を! 過度な手洗いやアルコール除菌によって、本来なら生きられたはずの多くのウイルスたちが命を落としています。ウイルスにだって、人間に残虐な扱いを受けることなく彼ら自身の本性に従って生きる権利があります。彼らはただ必死に生きようとしているだけなのに、どうして私達にそれを侵害できるのでしょうか。 命の重さや定義に明確な基準はなく、どの命をどれくらい大切にし […]
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食べ歩き

玄関の靴が散らかってるときって、忙しかったり嫌なことがあったりで心に余裕がないときな気がします。 しかも明日も明後日もそのまま散らかりっぱなしにしてると、どんどんどんどん良くない空気に飲み込まれていっちゃうなって思います。 そういうときこそ逆にきっちり靴を揃えたり、履かない靴は靴箱にしまうようにすると、その5秒のおかげでちょっと心に余裕ができるんじゃないかなって思ってます。 Title:食べ歩き […]
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時間に縛られない人

人間はほっとくとそのうち死ぬので時間は有限です。 だけど、有限を意識しすぎるあまり選択に制限をかけてしまいがちです。 年齢を理由にするときなんかが特にそうですけど、年齢なんて生まれてから何年経ったかを示すだけのただの数字で、それ以外べつに大した意味はないと思ってます。 年齢を言い訳にしてどんどん制限が増えていく生き方より、頭の中ではずっと自分のことを19歳だ […]
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赤は止まれ、真朱は注意、紅赤は進め

昨年5月の信号色改定以降、信号無視による交通事故が多発しています。「赤と紅赤を見間違えて進んでしまった」「逆に止まってしまって後ろから追突された」こういった声をよく耳にしますが、見間違いは言い訳になりません。 赤は止まれ、紅赤は進め。 いま一度、交通ルールへの意識を改めましょう。 え、そんな無茶言うなって? 仕方ないですよ。だって、法律がそう言ってるのですから。 Title:赤は止まれ、真朱は注意 […]
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心無い人のせいで食べられなくなった悲しいおにぎり

学校給食で「ごちそうさま」の合図のあと、各自嫌いで残したものや全部食べきれなかった給食の残りを一斉に食缶の中に葬り始める瞬間、すごく心が痛かったのを覚えています。 おにぎりにポスカを刺すなんて、そんなこともちろんできませんが、おにぎりの気持ちになって考えると、やってることはどちらも大して変わらない気がします。   Title:心無い人のせいで食べられなくなった悲しいおにぎり Artist […]
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